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研究成果発表
 
獣医学科 犬の手術侵襲に対するウリナスタチンの効果(獣医外科学教室 教授 多川 政弘)

 犬における手術侵襲に起因した末梢血リンパ球数減少並びに末梢血リンパ球アポトーシスの増加を軽減し、免疫能の低下を防止する目的で多価酵素阻害薬であるウリナスタチン(ミラクリッド;持田製薬)を投与してその効果を検討した。
 ウリナスタチンの術前投与によって開腹手術における手術侵襲による術後の末梢血リンパ球数減少並びにリンパ球アポトーシスを有意(p<0.05)に抑制した。
また、開腹手術によって上昇した血清TNFα濃度と末梢血リンパ球アポトーシスとの間に高い相関性が示された。
 ウリナスタチンを術前に投与することによって術後の免疫能低下を阻止できることが強く示唆された。
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  動物科学科 プロラクチンによる母性本能の制御機構(動物生理制御学教室 教授 田中 実)

 プロラクチンは脳下垂体前葉で産生分泌されるホルモンでありその主要な生理作用として哺乳類の乳腺の発育促進作用がよく知られているが、脳に作用して母性行動の誘導にも働く。
 我々はプロラクチンの動物個体での生理作用を明らかにするために米国のシンシナチ大学のNelson Horsemanの研究室と共同でプロラクチンのノックアウトマウスすなわちプロラクチン欠損マウスを作成した(1)。 このプロラクチンノックアウトマウスは予想どおり卵巣におけるプロゲステロン合成の不全により雌が不妊となり、またミルクを産生するための乳腺胞の発育不全が認められた。
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